【共同取組み事例】水稲の生育量計測業務の効率化 植調協会様 

「葉色解析サービス いろは」は、通常のサービスご提供だけでなく、様々な現場のニーズにもお応えしています。今回は研究機関様との取組みをご紹介します!

 

 

【研究機関様との取組み】植調協会様×スカイマティクス 水稲の生育量計測業務の効率化

 

植調協会様ご紹介
日本植物調節剤研究協会様(以下、植調協会様)は除草剤などの植物調節剤に関する薬効・薬害試験や残留試験などを行い、農薬の開発サポートや農薬登録に必要なデータ作成、植物調節剤の実用性評価、適切な使用方法の策定、水や土壌などの環境への影響評価などを実施しています。
地域毎に異なる気候での実用性を評価するため、協会内の全国32の試験地(研究所・研究センター・試験地)の他、都道府県の農業試験場等とも連携して試験を行っています。

 

課題
試験では水田内に複数の「試験区」を作り、試験区毎に異なる農薬を散布して経時的に稲の生育量(草丈と茎数)を計測し、薬害の度合いや回復スピードなどを調べます。このうち特に茎数の計測は、夏の暑い時期に何人もの調査員が腰をかがめて稲の株元の茎の数を1本1本数えていく作業で、とても手間のかかるつらい作業となっています。

植調協会企画課の村岡様より「この時間と労力がかかる茎数計測作業をデジタル化してもっと効率化できないか」とのご相談を頂いたことが今回の取組みのきっかけとなりました。

写真:ドローン撮影を実施される植調協会村岡様

 

取組みの流れ
除草剤の試験では、稲の繁茂具合や葉色などから水稲への影響を調べます。これらのデータは、現状は上記のような手作業による計測や目視による観察調査により取得していますが、今回の取り組みにおいて、稲の繁茂具合を表す指標として用いている茎数データを、ドローン画像解析で求められる植被率データに置き換えられないか?という仮説を立て、取組みがスタートしました。

今年度は従来の手作業での茎数計測と並行し、全国13拠点(協会試験地および県の試験場)の調査員の皆様の協力を得て、ドローン撮影を実施。ドローン画像から求めた植被率データと手作業で求めた茎数データの両者について、薬害度合いとの相関程度を比較する予定です。

写真:試験区での茎数計測の様子

写真:ドローン撮影画像より作成した農地マップ(オルソ)

写真:農地マップより試験区毎の植被率を算出

 

全国メンバーとの情報共有にも「いろは」を活用
今回の取組み以外でも、植調協会様では情報共有・蓄積のツールとしても「いろは」をご活用頂いています。
全国13拠点の調査員が撮影画像を「いろは」にアップロードし、お互いに画像を確認してコメントやアドバイスを行う、という運用スキームを実施されています。

写真は撮影しただけでは他メンバーとの共有ができませんが、いろはを利用すると、どこからでも画像の確認ができます。またドローン画像が自動的にマッピングされて表示されるので、どの圃場のどの試験区の画像かが分かり、情報共有がしやすい、とのご感想も頂いています。

 

今後の展開
本取り組みのご担当者である村岡様からは、今後は試験区毎の画像データを保存し、振り返り用のデータとしても活用したいとのアイディアも頂いており、「情報共有ツール」としてもさらに使いやすい「いろは」を目指し機能を拡充する予定です。引き続き、ドローン画像解析を利用した計測業務効率化に向け、植調協会様をサポートしてまいります。

 

このように、当社サービスは現場の方々の課題やお悩みといったニーズから生まれています。
生産者様、農業関係者様、研究機関様で、「こんなことが困っている…。」「こうしたい!」などのご要望がありましたら、ぜひお気軽に当社までご連絡ください。技術力と熱意で共に解決策を考え、スピード感をもって課題解決をご支援させていただきます!

ページの先頭に戻る