熊本県における「くみき」を活用した災害対策DXの取り組みのご紹介

 

 

このたびの災害で被災された皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
皆様が一日も早く元の生活に戻れるよう、心からお祈り申し上げます。

 

 


2025年8月熊本県の災害における「くみき」の活用


 

2025年8月10日から11日にかけて熊本県を襲った大雨により、甚大な被害が発生しました。この災害を受け、株式会社スカイマティクスは、熊本県天草市を拠点とする 株式会社岳(以下、岳)と連携し、「くみき」を活用した林道の災害箇所調査を実施いたしました。

 

これまで、災害発生時の現地確認は市町村職員による人海戦術が一般的でした。しかし、今回の調査では「くみき」を活用することで、被害状況を迅速かつ正確に把握することができました。

 

 


被害状況の迅速な把握と復旧支援に向けて


 

 

 

 

災害発生後、被害状況を迅速かつ正確に把握するため、以下の3つの手法を組み合わせ、情報収集を行いました。

 

 

1. 衛星画像解析
衛星画像を活用し、災害前後の差分を解析することで、広範囲にわたる被害の全体像を把握しました。

 

2. ドローン測量
災害発生後、岳によりドローンを用いて被害エリアの測量を実施。「くみき」を活用してオルソ画像や三次元点群などの詳細な地形情報を迅速に生成しました。

 

3. 「くみき」の現場管理機能
市町村職員の皆様が、スマートフォンで撮影した現場写真を「くみき」へアップロード。位置情報付きの画像をGIS上に自動配置することにより、現場の状況をリアルタイムで正確に共有することができました。

 

 

「くみき」が実現する災害復旧のDX化
上記の手法で得られた情報を一元管理することで、被害状況の迅速かつ正確な共有が可能となり、災害後の会議や復旧作業の検討にかかる時間と労力を大幅に削減できました。

 

クラウド型ならではのリアルタイムな情報共有
クラウド型サービスである「くみき」は、高性能なパソコンがなくても、インターネット環境さえあればどこでもアクセス可能です。各拠点から集められたデータをリアルタイムで共有できるため、緊急時における迅速な意思決定と対応を可能にします。

 

平時から有事まで、シームレスな対応
「くみき」は日頃の業務から継続的に利用できるため、災害時も特別な準備なくスムーズに対応できます。また、災害発生から約1ヶ月以内に市町村が国へ行う災害申請においても、「くみき」による計測やデータ整理が、従来多くの人手と時間を要していた作業のDX(デジタルトランスフォーメーション)を大きく推進することが期待されています

 

 


株式会社岳様コメント


株式会社岳は、熊本県と共に林業分野におけるDX推進の受託事業者として、今回の成果を礎に、より効率的かつ持続可能な災害対策・林業運営の実現に向けて取り組んでまいります。

 

 


危険で人が入れない場所だからこそドローンや衛星の活用を!


 

『くみき』は、専門知識なしで地形データを簡単に生成できる導入シェアNo.1のクラウド型ドローン測量サービスです。
ドローンで撮影したデータから自動的に三次元点群データ等の地形データを生成し測量業務と現地調査業務を圧倒的に効率化する純国産サービスとして、約30業種・5万件を超える現場で利用されており、建設業・林業・農業等の一次産業や災害での活用も急速に拡大しています。
2023年11月には、国土交通省が公共工事等に関する新技術の活用のため、新技術に関わる情報共有及び提供を目的として整備したデータベースシステム「NETIS」にも認定・登録されました。

 

 

 

「くみき」の資料DLはこちら

 

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